
最近インディバってよく聞くけど何に効果あるの?インディバについて詳しく教えてほしい。
こんな悩みに答えます。
本記事の内容
- 「温める」ことの重要性
- インディバとは
- インディバ導入施設・トップアスリート
- インディバのメカニズム
- インディバの用途
- 2つのモード
- インディバ特有の効果
この記事を書く僕は、インディバアクティブを使って4年以上、施術しています。
「温める」ことの重要性
インディバについて話す前にまず、体を温めることの重要性を知っておく必要があります。
正常な体温は、人間の生命の源です。
「冷えは万病のもと」と言われるように、体が冷えることで様々なネガティブな変調を起こします。
したがって、冷えを改善し正常な体温保持ができることにより、必然的に免疫力や抵抗力を増強できるのです。
人間の正常な体温は約36.5度ですが、1度下がるとガンが発生しやすいレベルとなり、36度より少し下がるだけでも多くの病気の発生率が上がります。
体温が下がることは、アトピーやその他の皮膚疾患、生理不順や性疾患、肥満症・内臓脂肪症候群、消化器・循環器系疾患など数えきれないほどの病気の元凶なのです。
人間から温熱を取り除いたら必ず死に至るのです。

体を温めることはいいことだらけだよ!
温めることの重要性がわかったところで、さっそくインディバについて見ていきましょう。
インディバとは
電気メスの発明者であるスペインの物理医学博士ホセ・カルベット氏により開発された、電磁波エネルギーによる「高周波温熱機器」の総称です。
- インディバとインディバアクティブの違い
- インディバアクティブは医療認可を受けているため、国家資格を有する医療従事者または、それに準ずる資格を持ったセラピストにしか使用できません。
インディバ導入施設・トップアスリート
CONIServizi(イタリアオリンピック協会のスポーツ医学・科学研究所)と技術提携しているほか、公的・民間機関や公立・民間病院、プロ、アマスポーツ連盟などにも採用されています。
インディバ導入施設
病院やクリニック・エステサロンはもちろんですが、最近では競走馬ケアや犬猫などのペットサロンでも導入され始めました。
トップアスリート

トップアスリートも受けていることが、効果と信頼を裏付けているね!
インディバのメカニズム
高周波電流が細胞の分子を移動させて生じる摩擦熱「ジュール熱」により、深部から細胞レベルで患部を温めることができます。(深部加温)
ここで大事なのは、熱源が体内にあることです。
あまりピンとこないかもしれないので、熱源の違いについて少し触れておきますね。
体外熱源と体内熱源の違い
「温熱療法」というと、温泉やサウナを思い出しませんか?
温泉の熱源は体の外(温泉の温度)だということはお分かりだと思います。
対してインディバの熱源は体の中で発生しているものです。
少し考えてみて下さい。
あなたの平均体温は春夏秋冬を通じて同じですか?
冬と夏の差は25度以上の差があり、寒い冬は体温も低下し、暑い夏は体温が上昇してもおかしくありません。
しかし平均体温は変わらないのです。
なぜでしょうか?
実は人体は、体外の温度差の影響(体温調節機能が働く)は受けますが、体外にある熱を体の中には浸透させない強い抵抗があります。
もし、体外の熱が浸透してしまえば、95度前後という高温サウナは明らかに危険な温熱療法になってしまいますよね。
今まであなたが知っている温熱療法(温泉、サウナ、岩盤浴など)の熱源は全て体の外にあります。
あなたが感じる「体の芯まで温まる」は、温泉のお湯の温度が体の中にしみ込んできたのではありません。
それは「錯覚」だったのです。
皮膚表面近くにある毛細血管が体外の熱を吸収し、温かくなった血液が血管に運ばれ、数十分もすると体全体の血液が温まり、組織に温度を伝えていくのです。
それが「芯まで温まる」と勘違いされていたのです。
しかし、それらの熱は20~30分で体外に放散されてしまいます。
温泉の温度もさまざまですが、だいたい40~43度です。
気持ち良いほどほどの温度ですから、サウナのように皮膚に急激に熱さを感じるのとは異なり、ゆっくり温まる感じの方が強いです。
したがって、温泉では「芯まで温まる」と言いますが、サウナでは汗を短時間にびっしょりかいて「サッパリした」「気持ちよかった」とは聞くものの、「芯まで温まる」という感想はほとんど聞きません。

外からの温熱では本当の芯からの温もりは期待できないってこと!
次は「インディバ」の熱源について説明します。
インディバの熱源は体内で発生するもので、その熱は「ジュール熱」と呼ばれます。
インディバ機器から透過される高周波エネルギーが、細胞組織それぞれにジュール熱を安全レベルで発生させることで、代謝が大幅に促進します。
ジュール熱についてもう少し詳しく解説していきますね。
ジュール熱
ジュール熱とは、簡単に説明すると高周波電流(電磁波エネルギー)が細胞の分子を移動させて生じる「摩擦熱」(生体熱)とも呼ばれる熱で、細胞の抵抗値や吸収率によって熱の発生が異なります。
インディバはよく電子レンジと比較されますが、まったく異なる高周波を使用しています。
同じように熱を発生しますが、電子レンジは約2000メガヘルツ(1秒間に20億の波)の高周波を使用しています。
これくらいの超高周波(マイクロ波)になると、どのような物体にも強い熱が生じます。
それに比べてインディバが使用している周波数は、「1」にも満たない0.448メガヘルツ(1秒間に448000の波)の高周波を使用しています。
高周波で生じるジュール熱により体内組織の温度を一時的に1~7度上昇させることが可能です。
つまり自身の身体の中から温度を上昇させることになり、これがインディバ独自の「深部加温」なのです。
手術などにより体内に金属プレートやボルトを取り付けられている、または、いかなる細胞以外の異物が体内にあっても、それらに熱は生じません。
ジュール熱は、生きた細胞でしか熱が発生しないのが特徴です。
なぜ周波数0.448メガヘルツが理想的なのか
この波長は細胞内外マトリックス間のイオンの移動に適しており、細胞膜の透過性と電位を復元します。細胞の電気的な均衡は、血流を通して循環する酸素や栄養分の供給を助ける組織の修復を最適化します。循環系の活性化(微小循環・血管拡張)が、コラーゲンを生成する線維芽細胞の増殖や代謝活性を促します。これらが0.448メガヘルツの高周波による組織の再生へと繋がるのです。

細胞を活性化させるために最適な周波数だよってこと!
インディバの用途
インディバは現在、日本において美容・医療(美容形成、皮膚科、統合医療など)・スポーツ分野で主に使用されており、幅広い用途があります。
大きく2つに分けた方がわかりやすいのでここでは、美容・医療とスポーツ分野に分けて解説しますね。
①:美容・医療
美容効果は以下の通りです。
- 低体温体質の改善
- がん(再発)予防
- 疲労回復
- 自律神経・内分泌のバランス調整
- むくみやリンパ浮腫の改善
- 内臓脂肪や皮下脂肪の燃焼、脂肪生成抑制効果
- 老化予防
- 生理痛緩和
- 不眠症改善
- 便秘症改善
- アンチエイジング
- リフトアップ
- 脂肪吸引後のアフターケア
- 慢性の肩凝りや腰痛改善
インディバ独自の温熱作用により代謝を促進させ免疫力を高めることで太りにくい、病気になりにくい体質に改善することができます。
代謝による温熱の発生や温熱保持ができる体質改善は年齢に関係なく、さまざまな症状の改善に働きかけてくれます。
②:スポーツ外傷
主な治療効果は以下の4つです。
- 怪我の予防・早期回復
- 疼痛の緩和
- 関節可動域改善
- 怪我や骨折、手術後のリハビリテーション
インディバ独自の深部加温により、硬くなった関節や筋肉が働きやすく柔軟になるため、痛みが軽減されます。
また、温熱作用による血流改善することで損傷部位の早期回復が見込めます。
2つのモード
- キャパシティブ・モード
- レシスティブ・モード
①:キャパシティブ・モード
軟部組織向けのもの。
②:レシスティブ・モード
深層に働きかけ、関節、靭帯、腱といった、より抵抗の高い組織むけのもの。
インディバ特有の3つの効果
特許を取得したインディバ特有の3つの効果があります。
- 細胞の生体刺激(非熱)
- 微小循環(温熱)
- 超活性化(ハイパーサーミア)
①:細胞の生体刺激(非熱)
非熱作用時でも高周波エネルギーで細胞膜の透過性を改善します。
これによって細胞内外のイオン交換を増加させ、効果的な組織の再生を促します。
細胞への酸素供給と代謝が上がります。
②:微小血管(温熱)
微小循環の増加は生体刺激を伴い、組織の修復に必要な要素を組織に供給します。
毛細血管の血管拡張は組織に栄養と酸素を供給し、静脈およびリンパ管の再吸収を改善します。
③:超活性化(ハイパーサーミア)
細胞の代謝を大幅に高め、繊維症を避けるための組織内の修復プロセスを開始します。
過去の外傷または関節炎の長期的な結果としてすでに線維症が見られるような慢性期でも組織は修復されます。